2009年4月13日月曜日

自主公演2009(11)アンコール

(撮影=三上路生)

アンコールには、日本の「ふるさと」と、韓国の「アリラン」が演奏されました。

自主公演2009(10)朴範薫氏

(撮影=三上路生)

自主公演2009(9)二胡「香」

(撮影=三上路生)

二胡(アルフー)=楊文娜(ヤン・ウェンナ)
二胡は、2弦の弦と弦の間の弓があり、弓の両面を使って演奏する独特の楽器です。この系統の楽器はアジア各地に分布されていて、韓国にもヘグムという楽器がありますが、日本にはありません。
この「二胡協奏曲」は1991年、朴範薫氏が中国の二胡を本格的に韓国に紹介しようとして、韓国民族楽器オーケストラとの協奏に企画して作曲したものですが、当時韓中の国交は回復されていませんでした。その意味で、オーケストラアジア創立前夜の時期の国境を超えた活動の中で実現した、歴史的な作品ともいえるのです。

自主公演2009(8)尺八「流」


(撮影=三上路生)

尺八=素川欣也
この「尺八協奏曲」は、1988年、ソウルオリンピックの年に、五輪開会式の音楽監督であった朴範薫氏が、関連のコンサートで企画、作曲したもので、日本の尺八と韓国の民族楽器オーケストラが初めて共演した作品です。

自主公演2009(7)「牙箏散調」

(撮影=三上路生)

牙箏(アジェン)=金道淵(キム・ドユン)
牙箏(アジェン)は8絃の箏(そう)に属する楽器で、弓で奏する擦絃楽器です。ルーツは古代中国から伝来した大牙箏だそうですが、これはすでに中国にはなく、朝鮮宮廷音楽で使われながら民間にも普及し、小牙箏への改良などから韓国独自の楽器として発達しました。小牙箏はソロ楽器として、オーケストラアジアのような大合奏では大牙箏が使われています。

自主公演2009(6)名場面


(撮影=三上路生)

オーケストラアジアジャパン2009コンサート
「長澤勝俊と朴範薫・日韓民族音楽のかがやき」
2009年3月5日(木) 19:00開演
紀尾井ホール

第1部
「長澤勝俊作品より」
指揮=稲田 康
1、子供のための組曲から<第二章>
2、組曲・人形風土記から<流しびな>
3、寿歌(ほぎうた)
4、鄙歌(ひなうた)

第2部
「朴範薫作品より」
指揮=朴範薫(パク・ポンプン)
1、「牙箏散調(アジェン・サンヂョ)」 牙箏=金道淵(キム・ドユン)
2、尺八協奏曲「流」 尺八=素川欣也(そがわ・きんや)
3、二胡協奏曲「香」 二胡=楊文娜(ヤン・ウェンナ)