2008年1月30日水曜日

新春パーティー

 財団法人日本青少年文化センターの新春交歓会に出席してきました。この財団とは1975年からのおつきあいですが、オーケストラアジアの事務局も受け持ってもらっていますので、現在ももっとも緊密な関係の団体ということになります。出席者には顔見知りの音楽家もたくさんいましたし、ご馳走をたくさんいただきましたので、いい気分で過ごしてきました。
 アトラクションの揚琴演奏は郭敏(グォ・ミン)さんでしたが、オーケストラアジア前史ともいえる時期に盛んにコンサートを作った仲間のひとりです。

2008年1月24日木曜日

和楽器ワークショップ久我山編

 今日は杉並区の小学校で、オーケストラアジアジャパンによる和楽器体験ワークショップでした。いつものように、箏(こと)、三味線、尺八、小鼓(つづみ)の4種を体験し、最後にまとめとして「さくらさくら」を合奏します。

 会場は体育館でしたが、このように広い空間の場合は下の写真のように各楽器のコーナーを作り、こどもたちは4つの班にわかれて時計まわりに回っていきます。手前(舞台側)が箏、奥の左側が尺八、右側が三味線です。
 小鼓(つづみ)は緞帳をおろしてステージの上で。
 正座は苦手のようですね。家に畳の部屋がないという子もいました。
 それでも姿勢をよくして楽器に向かうと、もう夢中です。
 どうです、この自然な構え。
 で、最後の「さくらさくら」です。ここまで約1時間半。休み時間をとりませんでしたが、こどもたちは集中力を切らすことがありませんでした。

2008年1月15日火曜日

永遠の旋律

 長澤作品の魅力をどう語ればよいでしょう。私は「清らかな郷愁」と呼んでいるのですが、そうした「なつかしさ」もあれば、「祈り」や「あこがれ」を感じることもあります。「珠玉の作品」といわれる数々は、結局長澤さんの人生そのものなのでしょう。いくら修辞を重ねても語りきれないその音楽は、言葉を超えてしみじみとした感動を呼ぶのです。今後あたらしい「長澤ぶし」が生まれることはもうなくなってしまいましたが、長沢作品はいつまでも愛され続けることでしょう。
 今日、告別式でした。



 棺が車に納められるところを撮ろうとしたのですが、うまく撮れませんでした。私にとって最後のお別れのときでした。

2008年1月14日月曜日

ありがとうさようなら

 恩師・鈴木清三(オーボエ)、恩人・長澤勝俊(作曲)おふたりの通夜でした。

 長澤さんとはお通夜の始まる1時間程前にお会いし、お別れをしました。きれいに飾られた祭壇と、人柄がよくあらわれている遺影が印象的で、長澤さんの思い出をあらためて胸に刻みこんできました。

 鈴木先生の遺影も、在りし日を彷彿とさせるいいお写真でした。お清めの場に飾られた写真を携帯カメラに収めさせていただきましたが、蛍光灯の灯りが映りこんでしまい少し残念ではあります。小澤征爾さんもみえていましたが、先生の功績は誰もが認めるところです。

 長澤さんは「長澤ぶし」と呼ばれる独自の音を持っていらっしゃいましたし、鈴木先生も「ぼちゃんトーン」と呼ばれる独自の音色を持っていらっしゃいました。享年84歳(長澤)と85歳(鈴木)。ほぼ同じ年齢を生きたおふたりは、いまほどアカデミックな教育体制のないときに、だからこそといえるかもしれませんが、独自の音楽を身につけ、一時代をつくった人だったのです。なにもないことが情熱と創意を生むのでしょうか。おふたりの心の強さを感じています。おふたりが音楽家として生きて下さったことに感謝しています。

恩師の訃報

 今朝新聞にて恩師・鈴木清三(オーボエ奏者)の訃報に接しました。なんということでしょう。恩人・長澤勝俊氏に続いての訃報です。葬儀は今日明日で、恩人と恩師が同時に去っていかれます。ほんとうになんということなのでしょう。ご無沙汰していたとはいえ、このようなときを迎えてみると、鈴木先生に師事したこと、長澤先生に仕えたことは知らずに支えになっていたのだとつくづく思うのであり、お陰さまという言葉があらためて明瞭になっているところです。合掌。

2008年1月12日土曜日

この世に長澤音楽なかりせば

 もしいまの世の中に長澤さんの音楽がなかったらと、ふと考えました。思えば思う程、なくてはならないものとしての存在感が増してきます。。こういう音楽をたくさんの人に共有してもらうための活動にこそエネルギーを注ぎたいと、静かに決意したところです。

2008年1月11日金曜日

恩人との別れ

 作曲家・長澤勝俊さんが亡くなりました。昨夜のことだそうです。日本音楽集団の代表を長く務められ、私は1975年から1989年までスタッフとして一緒に仕事をさせていただきました。結婚の仲人でもあり、とにかくお世話になった方です。長澤さんの作品はたくさんの人に愛されています。それはこれからも変わらないでしょう。清らかな郷愁。ご冥福を祈ります。

2008年1月10日木曜日

和楽器ワークショップ本郷編

 1月10日。今日は中学生対象の和楽器体験ワークショップであります。これは三井物産の協賛によるもので、指導はオーケストラアジアジャパンのメンバーです。1年生75名が参加し、箏(こと)、三味線、尺八、小鼓(つづみ)の4種の楽器を全て体験し、最後に「さくらさくら」を全員で合奏しようという構成です。実際の体験指導は各楽器15分程度ずつですが、これはけして短くはありません。和楽器に親しむ入り口としては充分なのです。いまどきの中学生はセンスがありますから、この体験をどんどん吸収するのです。

 楽器の前に座るとなんだかワクワクしてきます。

 畳に正座、これも経験。徐々にその気になっていきます。

 なかなか壮観。朱色の紐(調べ)がお洒落に映えます。

 構える角度が大切。ポイントが決まればプープープープー楽しめます。

2008年1月6日日曜日

初買い

 今年初の買い物は、レーザープリンターのトナーでありました。現在使っているパソコンは主にDellのノートですが、Macの古いデスクトップ(OSは漢字Talk7.5.5)もまだ使っています。FileMakerProで構築した仕事用のツールがいまだに使いやすく、こちらにCanonのLBP450を接続して書類作成をしているというわけです。
 買い物に出かけるのは大概池袋ですが、池袋もヤマダ電機が進出し、ビックカメラの隣、パソコン館の向かい側という立地でしのぎを削っています。すごいことになっていますね。

2008年1月2日水曜日

正月の平穏

 正月二日、まず事もなく、朝の散歩であります。街はあくまでおだやかで、時はあくまでゆっくりと。いいですねぇ、平和です。

2008年1月1日火曜日

謹賀新年

 あけましておめでとうございます。2008年元旦は、実におだやかな日でありました。我が家は毎年、元日にはお寺の新春祈祷会に参加してお墓参りをする習わしです。今日も昼過ぎに出かけましたが、道路がすいていましたので錦糸町近くのお寺まで30分かかりませんでした。帰りに並木の藪に寄ろうとしたのですが、さすが浅草は混んでいまして駐車場は長蛇の列。あきらめて池袋はメトロポリタンホテルのレストランでおやつがわりの軽食を楽しんで帰ってきました。池袋も随分静かでした。写真はそのロビーの正月飾りです。まずは目出度く年も明け、気持ちも新たになりました。今年もよろしくお願いします。