2007年6月30日土曜日

平泉に行きました・中尊寺(4)



 藤原氏の奥州平泉は江戸時代に伊達藩の所領となりましたが、伊達公は中尊寺を手厚く保護したそうです。
 実は中尊寺の中に白山神社という神社があるのですが、上の写真はその拝殿まえの「茅の輪くぐり」です。「火の輪くぐり」と誤解して、修行のために火の輪をくぐると勘違い。もちろんそうではなく、この輪を8の字状に、くぐる→(左に)出る→くぐる→(右に)出るして最後にあらためてくぐってお参りするのだそうです。
 下の写真は「能楽堂」で、能を愛好した伊達公が能舞台を建立したそうです。いまだに現役で使用されており、8月14日には薪能が開催されるとのこと。狂言の野村万作、萬斎さんも出演されると、地元民放TVのCMで知りました。

平泉に行きました・中尊寺(3)


 中尊寺といえば「金色堂」。清衡、基衡、秀衡と藤原三代の遺体が納められているところです。外観は「覆堂(おおいどう)」で保護されていますが、中は金色(こんじき)の阿弥陀堂で、絢爛たる装飾には目をうばわれるほどです。といって、実は時間外で中には入れませんでした。残念。

 五月雨の 降り残してや光堂 (芭蕉)

平泉に行きました・中尊寺(2)


 本堂から金色堂へ向かう途中の「不動堂」です。毎月28日の縁日には、護摩が焚かれます。

平泉に行きました・中尊寺(1)


 中尊寺も行きました。ごく簡単に言えば毛越寺は平地、中尊寺は山地とその趣きははっきり違います。木立の中を歩くだけで、感じる気の強さはさすがでした。

平泉に行きました・毛越寺(2)



 毛越寺は美しい庭園が印象的ですが、上の写真は池の中にある「亀島石組」です。舞鶴池も隣にありますから、長寿の願いも庭園作りに込められていたのでしょう。下の写真は「あやめ」です。6月20日~7月10日が「あやめまつり」。また、毎年5月の第4日曜日には「曲水の宴」が行われるそうで、平安貴族に扮した歌人が和歌を詠み、雅楽も奏でられたりと、みやびな一日になるようです。

平泉に行きました・毛越寺(1)


 公演の合間をみつけて平泉に行ってきました。まず毛越寺です。
 毛越寺は「もうつうじ」と読みます。「越」は「おつ」で、「もうおつじ」→「もうつじ」→「もうつうじ」だそうです。

一関のうまいもの


 岩手県は海の幸山の幸とも豊富で、美味しいものには事欠かないようですが、ここでは餅です。昔から行事には餅がつきものだと思いますが、一関には年に60回以上も餅をつく日があるそうです。そういうわけで、一関駅近くの「ふじせい」さんに行ってきました。
 写真は「もち本膳」で、箱には8種類の餅と真ん中に「おろし(甘酢あえ)」。そして締めの雑煮というセット。1,575円だったかな。あんこ、ごま、ずんだのほか、桜えびだのしょうがだの、目にも楽しい餅の数々は一口サイズで食べやすく飽きがきませんし、雑煮はさっぱり系の美味しい汁に切餅が3つ。またたく間に食べてしまいましたが、それこそ腹持ちがいいですから、夕飯はこれで充分でした。

岩手公演(4)



 岩手公演第2週目は、一関市で6ステージでした。
 上の写真は、リハーサル風景。毎日同じ内容でも、リハーサルはかかしません。
 下の写真は、ある日の本番風景。学校の体育館で、袖から盗み撮りしたものです。この日の一関は気温32℃。そんな環境でもメンバーは素敵な音楽を届けました。

2007年6月7日木曜日

岩手公演(3)

 3日目は、気仙郡住田町と陸前高田市でコンサート。どこの会場でも、あたたかく迎えてくれます。

岩手公演(2)

(写真はJR大船渡駅)

 2日目は大船渡市。市内の小学校2か所でコンサートでした。
 これまでの経験では、東北はおとなもこどもも反応がおとなしいという印象を持っていたのですが、沿岸部はそうでもないのでしょうか。いや、こどもたちの明るいこと。関わろうとする積極性も大いにあって、おかげで毎回一体感のあるコンサートが続いています。こどもは最高のお客ですね。

ひょっこりひょうたん島

 大船渡市の三貫島。ひょっこりひょうたん島のモデルの島といわれているそうです。実はこの写真の島の右にも似たような島があり、地元ではどちらが本当のひょうたん島かと、謎を楽しんでいるようです。ですが、日本全国ほかにも10ヶ所くらい、そう思われている島があるそうで、井上ひさし縁(ゆかり)の岩手県とはいえ「正解」かどうか。でも楽しいことですね。

岩手公演(1)

 初日は、下閉伊郡山田町の中央公民館に、町内10校の小学生4~6年生が集まりました。空は青く広く。心も晴れやかでした。

 本番前はリハーサル。慣れた演目でもアンサンブルのチェックは欠かせません。

宮古の「よし寿司」

(写真はJR宮古駅)

 6月3日。07:00頃都内自宅発、東北自動車道を利用し、15:00頃岩手県宮古市に到着しました。今日は移動日ですから、夕方メンバーの到着を待って食事に行こうとしています。

 インターネットで検索したり、市内をブラブラ歩いたりしながらお店を探すのも、演奏旅行に出たときの楽しみのひとつです。この日は日曜日で休みの店が多く、ちょっと苦労しましたが、みつけました。「よし寿司」というお店です。インターネットにはのってないようですが、「当り」でした。もてなしの心、腕のいい職人、ありがたい値段。7人で行ったのですが、全員大満足でした。
 握りは「竹」(1,700円)で充分、と女将さん自らおススメ。郷土料理のどんこ汁(500円)は是非頼んだほうがいいですね。「どんこ」は「あいなめ」の一種で、その肝はフォアグラよりもまろやか。好きな人にはこたえられないでしょう。

 7月3日にまた宮古に宿泊するので、ウラを返しに行くつもりです。

2007年6月2日土曜日

演奏旅行シーズン

 今年も演奏旅行のシーズンが始まります。概ね年間を通して、6~7月、9~12月に演奏旅行が多くなります。たくさんのひととの出会いが楽しみです。

・6月3~6日 岩手県
・6月25~7月4日 岩手県
・8月26~31日 秋田県
・9月14~23日 中国公演(北京、南通)
・11月5~10日 日本公演(東京、焼津)
・11月11~22日 宮崎県
・11月25~29日 長崎県