2007年8月20日月曜日

CD企画進行中(4)録音終了


 さて、このCD企画も無事録音を終え、発売に向けての作業に入ることになります。
 現在情報として、発売元はキングレコード、発売日は10月24日、アルバムタイトルは未定ですが、「(仮題)祇園精舎/オーケストラアジアジャパン」というような感じになりそうです。レコード番号もこれから付与されますが、決定すれば事前の広報宣伝に明記されますので、それで予約も可能になります。11月8日はオーケストラアジア本体の2007年ツァーの東京公演(すみだトリフォニーホール)で、そこでの即売もあります。

 その中味ですが、伝統音楽の今日的楽しみということをコンセプトに、邦楽の有名曲を現代の合奏様式にあわせて編曲した作品が9曲、伝統音楽に題材をとったオリジナル曲が1曲というもので、これにはオーケストラアジアジャパンが行った自主公演の成果が盛られています。すなわち、邦楽名曲シリーズは2007年紀尾井ホール公演で、オリジナル曲(祇園精舎)は2005年四谷区民ホール公演での上演曲でありました。

 (収録順不同)
 箏曲からは「千鳥の曲」と「六段の調」
 長唄三味線の世界からは「勧進帳」と「元禄花見踊」
 義太夫三味線は「野崎村」
 尺八楽は「鶴の巣籠」
 琵琶楽は「崩れ」
 雅楽は「越天楽」
 「さくらさくら」も入っています。
 これらはすべて、オーケストラアジアジャパンの大編成(15パート30人)用に新しく編曲されています。
 さらに「祇園精舎」(琵琶協奏曲)というオリジナル曲に触れていただくならば、伝統は創られていくものだということがわかっていただけるでしょう。

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