2007年8月6日月曜日

ヒロシマ

 「運命の夏、8時15分。朝凪を破るB-29の爆音。青空に開く落下傘。そして閃光、轟音-静寂-阿鼻叫喚。」「辛うじて生き永らえた人々も、死者を羨むほどの地獄でした」。広島市長平和宣言は、静かに強く原爆のむごさを訴えました。しかし被爆者の方々がいくら訴えても、世界から核兵器はなくなりません。それどころか、日本の政治家の口から核保有を議論する時期にきているなどという発言があったり、例の「しょうがない」発言があったりと、広島長崎の悲劇は風化され始めているのでしょうか。「あるがままの憲法を順守」してほしいというのが平和宣言の結びでしたが、改憲を目論む政治家に、この言葉はどのように届くのでしょうか。

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