2007年12月8日土曜日

千年の仕事

 本日は雅楽の演奏映像を録画する仕事のお手伝いをしてきました。2002年に雅楽によるアメリカ公演に同行したことがありますが、そのときの縁で今回お願いした方々です。雅楽は、現代の耳には時間の流れが圧倒的にゆっくりなわけですが、そのゆったりとしたテンポに浮遊感を感じ、主旋律を受け持つ篳篥(ひちりき)や、その旋律を装飾する竜笛(りゅうてき)や笙(しょう)の動きに身を委ねてみると、いまの音楽とはまた違う感じで楽しめると思います。スタジオの隅で雅楽を聴きながら、千年に及ぶ歴史のはじっこであってもこうやってそれに関係できる仕事をさせてもらえるのですから幸せだよナ、と思うのでありました。
 演奏は、中央の篳篥が中村仁美さん、左の竜笛が八木千暁さん、右の笙が石川高さんでした。

(どういうわけかパソコンの調子が戻っているのでまだ修理に出していないのですが、心配ですからきちんと診断してもらったほうがいいでしょうね。)

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