2007年12月26日水曜日

藤舎囃子研究会


 今日は藤舎囃子研究会という長唄の演奏会を鑑賞してきました(国立劇場小劇場)。家元の藤舎呂船(とうしゃ・ろせん)さんをはじめ、笛の藤舎名生(めいしょう)さんら藤舎流の腕達者が揃い、唄は宮田哲男さん杵屋喜三郎さんほか、三味線は杵屋五三郎さん今藤政太郎さんほか豪華な出演陣です。演目は、「新石橋」「春秋」「羅生門」「地歌・東山」(富山清琴)「綱館」「四季の詠」と、私はあまり馴染みはありませんでしたがたっぷりの内容で、長唄による演奏会という趣旨への意思と意気込みが感じられるものでした。
 呂船、名生はやはりさすがですが、呂船さんの小鼓(つづみ)がなんともいえず素晴らしく、それは凄みのある凄さでなく柔らかな凄さなのです。芸というものはこれですね。

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