2008年5月29日木曜日

防府でちい散歩(2)萩往還

 「山頭火の小径(こみち)」から、今度は「防府天満宮」に向きをかえて歩くと、「萩往還」という石碑が目にとまりました。萩往還は長門の国「萩」と、周防の国「三田尻(現在の防府)」を結ぶ全長53kmの街道で、西国街道(山陽道)に連絡させて参勤交代の道として整備されたとのこと。名所旧跡も多い歴史街道のようです。


 まるで「ちい散歩」のように歩いて行くと、「兎屋」という蕎麦屋が。手打ちに目がない私としては素通りする手はありません。中国地方では出雲そばなど、関東や信州とは違うタイプだと思いましたが、ここは信州そばでした。ひとまず「もり」600円を一枚頼んでみたところまずまずでしたので、「田舎」800円も一枚追加しました。つゆをそば猪口に入れて出すのはいかがなものかとは思いましたが、なかなかいいお店ですから機会があったらまた寄ってみたいと思いました。

 蕎麦を二枚いきましたので、お昼はこれでよさそうでしたが、天満宮まで来たところで、向かいに気になる店をみつけてしまいました。まったく普通のお宅の塀に「茶がゆ 茶ゑん」と書いた板。「手づくり さつまいもケーキ ごまケーキ」と手書きした紙も貼ってあり、思い切ってガラッと開けると本当に普通のお宅に上がるよう。美人母娘に迎えられたものですから、すっかりその気になりまして、「茶がゆ(かきもち入り)」700円をいただくことにいたしました。 

 居間でくつろぐ感じで時間が流れ、実にどうも結構なひとときでありました。

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