北京公演に来場されたお客さまのブログをみつけました。
EmmyBroad"Band"Cast 本日の北京
【亜州楽活】日中韓伝統楽器のオーケストラ鑑賞
EmmyKOMAZAKIさんの北京情報のサイトです。ありがとうございました。
2007年9月29日土曜日
2007年9月25日火曜日
2007中国公演(12)茂木
帰国翌日、9月23日。私はといえば、栃木県は茂木町の山中へと向かうのでありました。

そこは山岳民族の住むところ(?)。

とある一軒の家の納屋に、かの楽器ケースを収めて中国公演は無事終了と相成りました。

我々の活動の多くはメンバーの善意が支えています。ここはメンバーの石田夫妻(夫・尺八、妻・琵琶)が住むお宅。田舎暮らしに憧れて、築250年にもなろうとする元は萱葺きの民家を丁寧に直しながら、「遊仙庵」と名づけもう十年近く住んでいるのです。ふたりにとって、ここは音楽を生むところなのでしょうね。海外公演など長距離輸送のためのケースはここに置かせてもらっています。好意や善意に寄りかかっては団体としての自立も遠いでしょうが、いまのところ仕方ありません。いつか常打ちの劇場建設をと思いながら、石田さんちで収穫されたカボチャをお土産に山をあとにしたのでした。
さあ、次は東京公演です!

そこは山岳民族の住むところ(?)。

とある一軒の家の納屋に、かの楽器ケースを収めて中国公演は無事終了と相成りました。

我々の活動の多くはメンバーの善意が支えています。ここはメンバーの石田夫妻(夫・尺八、妻・琵琶)が住むお宅。田舎暮らしに憧れて、築250年にもなろうとする元は萱葺きの民家を丁寧に直しながら、「遊仙庵」と名づけもう十年近く住んでいるのです。ふたりにとって、ここは音楽を生むところなのでしょうね。海外公演など長距離輸送のためのケースはここに置かせてもらっています。好意や善意に寄りかかっては団体としての自立も遠いでしょうが、いまのところ仕方ありません。いつか常打ちの劇場建設をと思いながら、石田さんちで収穫されたカボチャをお土産に山をあとにしたのでした。
さあ、次は東京公演です!
2007中国公演(11)揚子江
9月22日、帰国の途へ。
帰国ルートは南通から上海に出て、上海から成田です。南通から上海に出るにはフェリーで揚子江を渡ります。ちなみに「揚子江」は全体を「長江」と呼び揚子江とはその下流をいうのだそうです。また、「河」といえば黄河、「江」といえば揚子江で、なるほど「河北」とか「江南」という地方名の由来が納得できました。参考=Wikipedia
フェリーということですから船室があって、バスを降りてしばし寛げるのかと思ったら大違いでした。フェリー乗り場は船着場などはなく、なんと戦時の上陸艇よろしく波打ち際から乗り入れるのでした。誰かが「ノルマンディー上陸作戦だ」と呟きましたがまさにソレ。写真はその実感が撮れませんでしたが、とにかく甲板のようなオープンスペースにバスは浜から乗り込みました。
台風の影響もあってか水は茶色で遠くも霞んでいます。それでも皆バスの座席から降り、細い階段を上って船橋からの景色を写真に収めたりしたのです。遠くに薄く霞んで見えるのは完成間近の橋で、開通すれば上海⇔南通は相当便利になるでしょう。
船はフェリーというより「渡し船」という語が似合いそう。徒歩の利用者もわずかですがいたようです。中国人の家族でしょうか、こどもを抱いた奥さんとご主人の後姿には何やら訳がありそうな。アレ、この男性の後姿には見覚えがあるようなないような。矢切の渡しではありませんが、ここは中国ですがこんな風景にはなにやら演歌の匂いがするものです。
帰国ルートは南通から上海に出て、上海から成田です。南通から上海に出るにはフェリーで揚子江を渡ります。ちなみに「揚子江」は全体を「長江」と呼び揚子江とはその下流をいうのだそうです。また、「河」といえば黄河、「江」といえば揚子江で、なるほど「河北」とか「江南」という地方名の由来が納得できました。参考=Wikipedia



2007中国公演(10)南通
南通公演二日目(9/21)の朝。南通市の名勝「狼山(ろざん)」観光に出かけました。
まるで路線バスの車内のようですが、これは我々のための貸切バス。空港へ出迎えてくれたのもこのバスでした。前列左の男性は二胡パートのトップで中国メンバーのリーダー格。右の女性は「二泉映月」のソロを弾く楊文娜さん。私事ながら、中国テイストの婦人靴を家族のお土産にと彼女からプレゼントされました。

「狼山」には「広教寺」という禅寺があり、中国仏教八小名山の一つとして名高いとのこと。南通市は見渡す限り平らな土地という印象で、その意味ではここの山は特別なのかも。中国的景観はなかなか美しいと思います。
入山料というか拝観料というか、料金には一般のほかにこども料金が2段階あるようで、左の女の子の頭のラインが身長140cm、肩のラインが100cmで料金が分かれるようです。
「神山洞」という人工の洞窟をくぐって山道へ入ります。参拝には線香を買うようでした。線香は打ち上げ花火のような太さでした。
山の中腹あたりに人口の池があり、中にいるのはお釈迦さまだと思います。蓮の葉の上に立ち、天上天下唯我独尊を唱えるの図でしょうか。釈迦像の周りにはたくさんの投げ銭が。善男善女の願掛けは万国共通であるようで。
頂上からは揚子江が見渡せ、快晴ならばもっとよかったとは思いますが、演奏旅行の束の間、気分をリフレッシュできました。帰り道には少数民族の娘さんに出会って思わずパチリ。はにかんだ笑顔に心洗われるようでした。
(一番下の写真の正体は日本チームのメンバーで通称AYAちゃん。頭の飾りは土産物屋で10元でした。でも良く似合いますよね。)







(一番下の写真の正体は日本チームのメンバーで通称AYAちゃん。頭の飾りは土産物屋で10元でした。でも良く似合いますよね。)
2007中国公演(9)南通


オーケストラアジア公演は9月20・21日の両日開催され、初日20日は東レ株式会社の主催公演、二日目21日が一般公演です。東レさんはオーケストラアジアの創立初期から支援していただいている企業で、今年3月の紀尾井ホール公演から新調した女性メンバーの着物地も提供していただきました。
会場は「更俗劇院」。多目的ホールのため音響反射板がなく、マイクを立てて音響を補いました。
2007中国公演(8)南通

街の中心を流れる川のほとりには公園があり緑も豊富です。街のシンボルのようなタワーに「南通天閣」とこっそり名づけたのですが、これはあまりウケませんでした。下の写真の右外側は南通大学と大学病院があり、その周辺には学生相手と思われる格安食堂が軒を並べていました。そろそろ中華料理にもあきてきた胃袋には、「饂飩博士」のワンタン(5元)とアメリカ風プールバーのピッツァ(結構高くて50元)に助けられました。南通は上海に近く(揚子江の対岸というところ)、日本企業も多いそうですから、慣れれば滞在しやすい街かもしれません。

2007中国公演(7)北京

紅塔礼堂は大きな公会堂というような場所で、その後音楽専用の北京音楽庁が作られました。1989年には日本音楽集団が創立25周年の記念事業として2度目の中国公演を計画しこの会場が手当されていたのですが、あの天安門事件のために計画を断念することになったのです。同時に計画していた韓国公演は残り、このときには初の日韓伝統楽器オーケストラの共演となりました。オーケストラアジア前史が約10年あって、来年は創立15周年。ふと感慨にふけった次第です。

(第1部)
オープニング:第9回アジア芸術祭テーマ曲
1、中国民歌「茉莉花」/劉文金作曲・指揮
2、二胡独奏曲「二泉映月」/華彦釣作曲/劉文金編曲・指揮/独奏:楊文娜
3、日本楽器パート単独ステージ 「勧進帳」「鶴の巣籠」
4、韓国楽器パート単独ステージ 「ヘグム協奏曲」
(第2部)
5、琵琶協奏曲「祇園精舎」/秋岸寛久作曲/稲田康指揮/独奏:石田さえ
6、伽耶琴協奏曲「伽耶詠」/朴範薫作曲・指揮/独奏:金日輪
7、馬頭協奏曲「源」/唐建平作曲/稲田康指揮/独奏:ナリス
2007中国公演(6)北京



2007中国公演(5)北京


2007中国公演(4)北京
2007中国公演(3)北京
2007中国公演(2)北京

そうそう一つだけ、ブロードバンドOKとホテルのホームページに書いてあったのですが、現在そのサービス(客室でのインターネット接続)はありませんでした。

2007中国公演(1)成田

さて写真は日本チームが持参する楽器です。13ケース655kg。メンバー・スタッフ21名の手荷物377kg。あわせて総重量1,032kgの資機材をのせてJAL789便は一路北京へ。
2007年9月9日日曜日
わが町・祭礼(神輿渡御)
2007年9月8日土曜日
わが町・祭礼(宵宮)
東京は豊島区のとある町。長崎神社という中規模な神社があります。ここの獅子舞は豊島区無形文化財に指定されていたり、八のつく日に縁日が立ったりと、伝統文化がほのかに薫る庶民の氏神さまであります。そして毎年9月の第2日曜が例大祭となっておりまして、いま丁度その最中。今日は宵宮でありました。
神輿はまず商店街から出発し町内に入ります。いかにも素人衆の集まりといった様子ですが、この手づくり感がいいのです。ごく普通の人たちがこの日ばかりは気分よく、それらしく拵えるところが嬉しいではありませんか。
後姿もそれなりに。鯔背(いなせ)とは言えないまでもそれなりに。
そして陽の落ちる時分に神社に入ります。神輿に灯りが入りいよいよ気分も最高潮。
隣の町会ではありますが、立派なお囃子もありまして、わが町のハレの日は明日へと続くのでありました。




2007年9月7日金曜日
CD企画進行中(5)発売決定
いよいよ待望のCDが発売になります。
・アルバムタイトル 「祇園精舎/オーケストラアジアジャパン」
・発売元 キングレコード
・レコード番号 KICH-1106
・定価 3,000円(税込み)
・発売日 2007年10月24日
・収録曲ラインナップ
01 長唄「勧進帳」(編曲=佐藤容子)
02 長唄「元禄花見踊」(編曲=秋岸寛久)
03 日本古謡「さくらさくら」(編曲=大田桜子)
04 箏曲「千鳥の曲」(編曲=佐藤容子)
05 義太夫「野崎村」(編曲=秋岸寛久)
06 琵琶楽「崩れ」(三木稔<喜怒哀楽>より、編曲=佐藤容子)
07 雅楽「越天楽」(編曲=大田桜子)
08 箏曲「六段の調」(編曲=三木稔)
独奏箏=滝田美智子
09 尺八本曲「鶴の巣籠」(編曲=川崎絵都夫)
独奏尺八=素川欣也
10 琵琶協奏曲「祇園精舎」(作曲=秋岸寛久)
独奏琵琶=石田さえ
指揮=稲田 康
演奏=オーケストラアジアジャパン
(笛)西原貴子、紫竹芳之、米谷和修
(尺八)素川欣也、石田雄士、大友竹邦
鯨岡 徹、川俣夜山、松下春山
(雅楽)西原祐二、大窪悦子
(三味線)工藤哲子、上原潤之助、五十川真子
(琵琶)石田さえ、大上 茜、榎本百香
(箏Ⅰ)滝田美智子、松村エリナ、福永真由美
(箏Ⅱ)花房はるえ、宮西 希、重成礼子
(十七絃)大泉一美、服部惠美子、原郷海恵子
(打楽器)西川啓光、佐藤秀嗣、長田伸一郎
・アルバムタイトル 「祇園精舎/オーケストラアジアジャパン」
・発売元 キングレコード
・レコード番号 KICH-1106
・定価 3,000円(税込み)
・発売日 2007年10月24日
・収録曲ラインナップ
01 長唄「勧進帳」(編曲=佐藤容子)
02 長唄「元禄花見踊」(編曲=秋岸寛久)
03 日本古謡「さくらさくら」(編曲=大田桜子)
04 箏曲「千鳥の曲」(編曲=佐藤容子)
05 義太夫「野崎村」(編曲=秋岸寛久)
06 琵琶楽「崩れ」(三木稔<喜怒哀楽>より、編曲=佐藤容子)
07 雅楽「越天楽」(編曲=大田桜子)
08 箏曲「六段の調」(編曲=三木稔)
独奏箏=滝田美智子
09 尺八本曲「鶴の巣籠」(編曲=川崎絵都夫)
独奏尺八=素川欣也
10 琵琶協奏曲「祇園精舎」(作曲=秋岸寛久)
独奏琵琶=石田さえ
指揮=稲田 康
演奏=オーケストラアジアジャパン
(笛)西原貴子、紫竹芳之、米谷和修
(尺八)素川欣也、石田雄士、大友竹邦
鯨岡 徹、川俣夜山、松下春山
(雅楽)西原祐二、大窪悦子
(三味線)工藤哲子、上原潤之助、五十川真子
(琵琶)石田さえ、大上 茜、榎本百香
(箏Ⅰ)滝田美智子、松村エリナ、福永真由美
(箏Ⅱ)花房はるえ、宮西 希、重成礼子
(十七絃)大泉一美、服部惠美子、原郷海恵子
(打楽器)西川啓光、佐藤秀嗣、長田伸一郎
2007年9月2日日曜日
由利本荘の名店
由利本荘市は、本荘市を含む一市七町が合併してできた市で、秋田県一の面積の町(まち)になりました。JR羽後本荘駅周辺が中心地になるのでしょうか。
さて、きりたんぽが二日続いたので(秋田市では「だまっこ」というきりたんぽの元祖を食べました)今日あたり洋食でもということで探したら、さして賑やかではない町でしたがありましたよいいお店が。「ドン・キホーテ」というスペイン料理店です。

ご主人はその昔、大手印刷会社に勤めるサラリーマン。その後料理人を志し、スペインにも修行に行って故郷で開店してかれこれ30年というお話しを伺いました。料理はこちらの低予算にあわせてお願いしましたが、実に美味しいものをたくさん出してくれました。イカスミのパエリアはタイ米を使った素朴な味。いわしのカルパッチョ、独特なソースのパスタ、3種類のピザ、チキンを使ったなんともいえない美味しい料理、それにサラダなど。料理の腕と待たせない手際は感動でしたね。まさに隠れた名店といえるでしょう。

というわけでご主人と記念写真。聞けば私と同い年。今度来ることがあったら前もって予約して下さい、メニューにないものを用意しておきますとのこと。そりゃあもう次も絶対行きますよ。


お店は広くもなく狭くもなく、適度に落ち着く空間を上手に作り出していました。調度も控えめではありますが、そこそこにポイントを作ってあっていい雰囲気です。私が気に入ったのは下の写真のフラメンコ人形ですが、お店の中のバルコニーのようなステージに飾られていました。
さて、きりたんぽが二日続いたので(秋田市では「だまっこ」というきりたんぽの元祖を食べました)今日あたり洋食でもということで探したら、さして賑やかではない町でしたがありましたよいいお店が。「ドン・キホーテ」というスペイン料理店です。

ご主人はその昔、大手印刷会社に勤めるサラリーマン。その後料理人を志し、スペインにも修行に行って故郷で開店してかれこれ30年というお話しを伺いました。料理はこちらの低予算にあわせてお願いしましたが、実に美味しいものをたくさん出してくれました。イカスミのパエリアはタイ米を使った素朴な味。いわしのカルパッチョ、独特なソースのパスタ、3種類のピザ、チキンを使ったなんともいえない美味しい料理、それにサラダなど。料理の腕と待たせない手際は感動でしたね。まさに隠れた名店といえるでしょう。

というわけでご主人と記念写真。聞けば私と同い年。今度来ることがあったら前もって予約して下さい、メニューにないものを用意しておきますとのこと。そりゃあもう次も絶対行きますよ。


お店は広くもなく狭くもなく、適度に落ち着く空間を上手に作り出していました。調度も控えめではありますが、そこそこにポイントを作ってあっていい雰囲気です。私が気に入ったのは下の写真のフラメンコ人形ですが、お店の中のバルコニーのようなステージに飾られていました。
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