2007年11月28日水曜日

魚荘の諫早寿司

 さて諫早の夜です。諫早にはこれまでも何回か来ているのですが、去年見つけたのが「魚荘(うおそう)」という鰻料理のお店です。大きなお店で有名店のようですから、知らなかったのはこちらの情報収集能力不足なのでしょうが、常宿のホテルからは少し遠いところにあるので、歩いて見つける範囲ではなかったことも確かです。とにかく去年初めて来てとても印象がよかったため、今年は諫早に着いたらここと決めていました。このお店でだけ食べられる「諫早寿司」という鰻の押し寿司が第一の目的です。

 立派な構えのお店です。私たちが到着したとき丁度観光バスが1台停車し、団体さんが入っていきましたので、なかなかの有名店であることは間違いありません。

 去年の経験もあるのでメニューは前もって決めていました。どれも美味しく、すべて待たされず運ばれてきたため写真を撮り忘れて箸をつけてしまい、料理の写真はすべて食べかけとなってしまいましたがお許し下さい。

 この「若鶏のからあげ」は美味なうえにボリューム満点で、これははずせない一品です。(1人前6ピース)

 次いで「牛刺」。ショウガでもワサビでも。(食べかけですが肉は10枚ありました)

 「野菜サラダ」は新鮮シャキシャキ。マヨネーズでもドレッシングでも。私はマヨネーズ。

 「うざく」。酢の加減が丁度よい。(食べかけ御免)

 「う巻き」。(ホントはお皿に2つです)

 これが噂の「諫早寿司」。このお店でしか食べられません。寿司メシには紫蘇の葉や干瓢などが上手にあわせられて、ネタの鰻と相性抜群。1人前8貫です。以上のメニューを各3人前ずつ7人で食べ尽くしたたのですが、完全に満腹でありました。飲み物も入れてお勘定は割り勘で2,800円程度でしたから、お腹も懐も大満足。お酒は長崎の「杵の川(きのかわ)」の辛口ぬる燗が、ここの料理に丁度いいと、飲む仲間が言っていました。

 と、ここでなんと、サービスの「お汁粉」が。デザートということでしょうが、これがなんとも素晴らしかった。完全な「汁」粉ですが、甘さの中の塩加減が絶妙なのであります。サービスですからとすすめられるままに2杯目をおかわり。今夜の食事は申し分なしでした。
 この魚荘さんでわたしが感動したのは料理の味以上に、「もてなし」です。過剰なことは何もないのですが、お店全体にお客を迎える空気があること。特に書いておきたいのは、「チーフ」と呼ばれていた女性管理者の接客の素晴らしさ。機知あふれる会話も魅力的で、いや実に見事な仕事人でした。

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